Friday, March 15, 2013

-「海の底」に沈むとき -


「海の底」
そう、深い海の底にいるような心の状態です。
押しつぶされそうな不安感、悲しみ、寂しさ。
出口のない、消えてしましたいような気持はどこからくるのでしょう。

100%楽しんで過ごしているときも、
その気持に寄り添うように「海の底」は存在しています。
日によっては、クルクルと感情が入れ替わります。
深い悲しみがやってくると、涙がこぼれました。

わたしに起こっている、ネガティブな心の動きを、周りの同年代の友人達に話してみると、
「わたしもあったよ、そういう時。」「もう何年もそんな状態だよ。」
驚く程たくさんの人達が「海の底」別名「更年期」を体験していました。
みんな通り抜けている場所だと知ると、少し驚くと共に、安心もしました。

わたしの周りにはこの「海の底」を長く体験している先輩がいて、その体験からのお話は、
今のわたしの心に静かに溶けていきます。
ある日彼女が言いました。
「わたしは最近、無償の愛という気持ちがわかるような気がするのよ。
結局、最後は無償の愛なんじゃないかとすごく思うの。」
その言葉を聞いた時、「海の底」の底は無償の愛へ繋がっていると、確信に似た気持ちになりました。

「海の底」は決して楽しい体験ではなくて、できることなら通りたくないステージですが、
「海の底」が無償の愛に続いてるという感覚は、ギフトでした。
この体験のおかげで、わたしが誰かの悲しみや不安という気持を、ほんの少しでも感じることができるとしたら、
それはこれからのわたしとって、とても必要なことだと思うのです。

水深の差があっても、みんなの心に存在する「海の底」
聞いてみるとみなさん、いろいろな「海の底」からの抜け出し方をおしえてくれます。
鍼やアロマが効くことや、足を開いてしっかり立ち、大声で笑うといいよ、という
楽しい提案もありました。
一人で悩まず、体験を共有する大切さを感じます。

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