Friday, March 15, 2013

- Pro Age ”宣誓文” -


「2012年の終わりころから
ずっと浮かび上がってくる想いがありました。
それは
”もっと今の自分らしく生きること”
五十歳という新たな年代の仲間入りもしました。
身体的にも少しずつ、でも確実にいろんな変化を感じています。
とりわけ、グレイヘア(日本語の白髪という言葉の印象は好きではありません)は
何年も前からずっとわたしの思案材料でした。
ナチュラルなヘアカラーで髪を染めたりしますが、髪を染めるということに

ワクワクしないのです。
”しなければならない”という気持しか感じません。
”なぜ 今の自分らしくいられないのかしら”
そんな想いがどんどん強くなっていきました。
わたしの中で、人の視線や社会の美の基準のようなものに
自分を合わせ、安心する気持がありました。
特に日本へ行くと、家族や友人が全員口を揃えて
「もう少し綺麗にしなさい」「髪を染めなさい」とたくさんの助言をくれます。
わたしのことを想って言ってくれるのはありがたいのですが…
若く美しいこと、かわいいことがメインストリームで絶対的な価値観を持つ日本では
そこに合わせていくのは当たり前のことなのかもしれません。
男性も同じように“若くてかわいい”女性を求めているのでしょうか。
日本ではメディア、接客業、若い世代が中心ですね。
もしかしたらそれは、わたし達の年代が自分らしく生きる時、そして自分にパワーを

取り戻した時に、変化していくものかもしれません。
わたし達の年代はどこへ行ってしまったんでしょう。
人生という長い旅を続けてきて、たくさんの経験と愛と許容量、

そしてユーモアを持ったわたし達は、ちゃんとそう存在しているのでしょうか。
そう想った時、わたし自身も少なからず、“若く見える”ことに捕われていることに

気づきました。
いまからわたしはもっと、今の自分を受け入れ、楽しみながら生きていくことに
しました。
五十歳という年齢の美しさをどこまで表現できるか楽しみです。
こう決めてから、身近な友人達にわたしの決心を伝えると、みんな同意してくれたり
いいアドバイスをくれたり、伝え響き合うことの大切さを感じました。
「グレイヘアはバランスが大事。」とか「こんな素敵な人がいたよ。」とか。
男友達が「それはいいね!」と喜んでくれたときは、「yes!」と嬉しくなりました。
わたし達はいくつになっても、美しいと思われていたいものね。
今の自分をそのままに生きる、というわたしの実験から
わたしは何をしてどう感じていくのか… それを客観的に観察していきたいなと

思っています。」
ここからわたしの”今の自分”を生きる旅が始まりました。

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